フェリックス・ティオリエ写真展  −いま蘇る19世紀末ピクトリアリズムの写真家−
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

今までまったく知らなかった名前。
朝日新聞夕刊での紹介、《ヴェリエールの農場》という写真を見てバビビッときてしまった。モノクロ好きにはたまらない。これはもう観に行くしかないと世田谷美術館を調べたら、行った事のない場所だった・・・


でも、いざ向かってみたら、電車だけならおらが街からかなり近かった!
東急田園都市線用賀駅から自分の足で徒歩30分ほど、蒸し暑さのなかえっちらおっちらと歩く。途中、用賀プロムナードとなっていて水路があって楽しめ、苦にはならなかった。
なんとも交通量の多い環八沿いに出てしばらく進む、雨上がりの砧公園はむせ返るような緑。
プリントアウトしたクーポンで100円割引。


100年以上前の写真たち。存命中に世に出たのではなく、没後何年も経ってから子孫によって紹介されたものだという。入口からすぐは人物写真からの展示だが、引き込まれるのはやはり風景の写真。モノクロの階調がたまらない。
最後に、撮影の手順と実際に使われたカメラが展示されている。かなりの手間をかけての撮影、今ボタンを一瞬押すだけで撮っている自分からは想像もつかない。
うまく伝えられないのであとは公式サイトの説明を読んでいただくとして・・・
いいものを観た。これはかなりの収穫、おすすめ! ミュージアムショップで《ヴェリエールの農場》のカードを買った。